大学職員への就職・転職をするためには、大学がどんな取組みを行い大学職員がどんな業務に携わっているのか、今の大学のトレンドは何かなどを知っておくことで採用試験を有利に進められる場合があります。大学の理解を深めるための方法には色々なものがありますが、1つの方法として大学に関連するニュースを定期的に確認しておくというものがあります。
大学に関連するニュースを見ていたことにより、エントリーシートに記載する内容の幅が広がったり、面接試験時に想定していなかった質問がきた際にも、うまく対応ができる場合があります。
そこで、この記事では大学職員への就職・転職を目指す方が大学に関連するニュースを確認しやすいようにするため、2週間に1回程度、私が気になったニュースとその概要を分野別にまとめています。ぜひ大学職員への就職・転職活動にお役立ていただければと思います。
教育・教育改革
・聖心女子大学が学生の成長実感・学修成果を可視化する特設サイト「数字でわかる聖心女子大学」を公開 ― 全国平均を大きく上回る満足度、同大だからこその成長できる理由・社会で活躍できる理由を紹介
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53352.html
[記事の概要]
聖心女子大学は、学生の成長実感・学修成果を可視化する特設サイト「数字でわかる聖心女子大学」を公開しました。このサイトは、在学生が自身の学修を振り返る機会を提供し、受験生には大学での学びを具体的にイメージできる情報を提供するものです。全国平均を上回る満足度や学修成果など、多角的なデータを通じて、同大学の教育の質の高さをアピールしています。
リカレント教育・生涯教育
・東京都市大学、社会人を対象リカレントプログラムに「動画のみ視聴コース」開設
https://ict-enews.net/2024/05/14tcu-3/
[記事の概要]
東京都市大学は、社会人向けのリカレントプログラムに「動画のみ視聴コース」を新設しました。このプログラムは、デジタルやグリーン分野の知識を学ぶもので、オンデマンド配信による受講が可能です。対象は文系・理系を問わず、受講費は1科目1万円(税別)です。受講期間は6月から9月で、渋谷サテライトクラスや世田谷キャンパスで一部科目は対面授業も行われます。
研究支援・研究の魅力の発信
・大阪電気通信大学、研究室紹介サイト「WHO’S LAB」をオープン
https://ict-enews.net/2024/05/16osakac/
[記事の概要]
大阪電気通信大学は、研究室紹介サイト「WHO’S LAB」を公開しました。このサイトは、同大学が実施する第2次5カ年計画「社会に役立つ」ブランド戦略の一環として、教員の研究を紹介し、その成果を広く公開することを目的としています。電気電子、機械、情報、医療、スポーツ、ゲームなど幅広い分野の研究内容が掲載されており、高校生から社会人まで理解できるように工夫されています。
(参考記事)実際に大学職員に応募した方の志望動機・志望理由の実例まとめ
(参考記事)大学職員のエントリーシート作成例まとめ
(参考記事)大学職員採用試験の小論文テーマ別作成例
(参考記事)大学職員採用試験のグループディスカッション対策記事(テーマ別対策)
学生支援
・電動トゥクトゥクで通学 法政大学が企業と連携した実証実験を5月20日~31日に実施 ― 学生による新しい通学手段の提案 ―
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53367.html
[記事の概要]
法政大学は、企業と連携して電動トゥクトゥクを使った通学実証実験を5月20日から31日まで実施します。多摩キャンパスと最寄り駅間の移動を便利にするため、学生提案のプロジェクトとして運行され、利用者のアンケート調査を通じて新しい通学手段のニーズを把握します。運行時間は10:30から19:00までで、往復料金は1,200円です。
社会貢献・地域貢献
・【青山学院大学】静岡県河津町と連携した「カーネーション企画」で、青山・相模原キャンパスに約1,000本のカーネーションを設置 ~「母の日」を初めて日本に紹介し定着させた青山学院~
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53345.html
[記事の概要]
青山学院大学は、静岡県河津町と連携して「カーネーション企画」を実施しました。2024年5月10日、青山キャンパスと相模原キャンパスに約1000本の河津町産カーネーションを設置し、学生たちがそれぞれ大切な人への感謝の気持ちを込めて摘み取りました。また、同大の幼稚園から高等部までにもカーネーションが配布され、園児・児童・生徒が感謝の気持ちを伝える機会を得ました。この企画は、青山学院が「母の日」を初めて日本に紹介し定着させた歴史に基づくもので、今後も自治体や企業と連携して学生に有益な機会を提供する予定です。
・【環太平洋大学】学生が創るフリースクール「IPUブリッジ」がプレオープン! ― 不登校・別室登校の子どもたちの「夢、挑戦、達成」を支援し、未来への「志」を育む
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53273.html
[記事の概要]
環太平洋大学の学生たちが創るフリースクール「IPUブリッジ」がプレオープンしました。このフリースクールは、不登校や別室登校の子どもたちを対象に、彼らの「夢、挑戦、達成」を支援し、未来への「志」を育むことを目的としています。IPUブリッジは、子どもたちが安心して学べる環境を提供し、個々の興味や関心に基づいた学びの場を提供します。大学生が主体となって運営し、子どもたち一人ひとりに寄り添いながら、学習支援や生活サポートを行います。この取り組みは、地域社会との連携を深めるとともに、学生自身の成長にも寄与することが期待されています。
グローバル化・国際化
・立命館大学、人工知能チャットボット「ChatGPT」と翻訳ツール「BloomTalk」導入
https://ict-enews.net/2024/05/17ritsumei-3/
[記事の概要]
立命館大学は、2024年5月に人工知能チャットボット「ChatGPT」と翻訳ツール「BloomTalk」を導入しました。これにより、学生や教職員の学習・業務支援が大幅に強化されます。ChatGPTは、学生の質問に対する迅速かつ的確な回答を提供し、学習支援や情報検索の効率を高めます。一方、BloomTalkは、多言語の翻訳をサポートし、国際交流やグローバルな学びを促進します。これらのツールの導入により、立命館大学は先進的な教育環境の整備を進め、学生の学習体験を向上させることを目指しています。
ダイバーシティ・SDGs
・新潟大学工学部、知能情報システムプログラムの学校推薦型選抜に女子枠導入 2025年度入試から
https://univ-journal.jp/244575/
[記事の概要]
新潟大学工学部は、2025年度入試から知能情報システムプログラムの学校推薦型選抜に女子枠を導入します。この女子枠の導入は、女性学生の理工系分野への進出を促進し、多様性のある学習環境を構築することを目的としています。これにより、女性の理工系への関心を高め、将来的な技術者不足の解消を図ります。選抜では、学力試験に加え、高校での活動や人物評価を重視し、総合的に判断します。新潟大学は、この取り組みを通じて、多様な才能を持つ学生の受け入れを強化し、学問と実社会での活躍を支援していく方針です。
(参考記事)大学職員の面接試験で実際に出された質問まとめ
(参考記事)大学職員採用試験の最終面接で実際に出された質問まとめ
(参考記事)大学職員の面接試験を受ける方が実際に準備した想定質問と回答
(参考記事)応募する大学の「課題」や「弱み」の確認方法と「課題」等の提案例
(参考記事)女子大学の存在意義について~女子大学ならではの特色ある取組みとは
入試・広報・高大連携
・【共立女子大学・短期大学】オープンキャンパス学生スタッフ「KWUcasT」~ キュート ~が発足
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53366.html
[記事の概要]
共立女子大学・短期大学は、オープンキャンパスの学生スタッフチーム「KWUcasT」~キュート~を発足させました。このチームは、オープンキャンパスの企画・運営を学生主体で行い、来校者に大学生活の魅力を伝える役割を担います。KWUcasTのメンバーは、各学科の代表として活動し、イベントの企画や広報活動に積極的に参加します。この取り組みは、学生の自主性とリーダーシップを育むことを目的としており、学生自身が大学の顔となって活躍することで、より魅力的なオープンキャンパスを実現することが期待されています。
・【拓殖大学】今年のテーマは「未来の公園」。工学部が高校生を対象に、高大連携プログラム「第14回アイデアのタネコンテスト ORANGE CUP 2024」を開催。作品募集中。
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53340.html
[記事の概要]
拓殖大学工学部は、高校生を対象とした高大連携プログラム「第14回アイデアのタネコンテスト ORANGE CUP 2024」を開催します。今年のテーマは「未来の公園」で、未来志向の革新的な公園のアイデアを募集しています。このコンテストは、高校生の創造力と問題解決能力を育むことを目的としており、受賞者には賞品や表彰状が授与されます。また、参加者は大学の教員や学生と交流し、アイデアを実現するためのアドバイスを受けることができます。拓殖大学は、このプログラムを通じて、高校生が自らの才能を発揮し、社会に貢献する力を養う場を提供しています。
大学経営
・埼玉工業大学工学部、国内初の「自動運転専攻」など5つの新専攻を開設 2025年4月から
https://univ-journal.jp/244534/
[記事の概要]
埼玉工業大学工学部は、2025年4月から国内初の「自動運転専攻」を含む5つの新専攻を開設します。この新設専攻は、自動運転技術の発展と普及を目指し、次世代の交通システムに対応できる高度な技術者を育成することを目的としています。他の新専攻には、AI・データサイエンス専攻、環境エネルギー工学専攻、ロボティクス専攻、そしてバイオメディカル工学専攻が含まれています。これらの専攻は、急速に進化する技術分野での実践的な教育を提供し、学生が最新の知識と技術を習得できるように設計されています。
ランキング・調査
・高3生の志望校選びは「取れる資格」が判断材料に マイナビ進学総合研究所
https://univ-journal.jp/244597/
[記事の概要]
マイナビ進学総合研究所の調査によると、高校3年生が志望校を選ぶ際の判断材料として「取れる資格」が重要視されています。特に、将来の就職に直結する資格取得が可能な大学が人気を集めています。調査では、具体的な資格の例として、教員免許や医療系資格、IT関連の資格が挙げられています。また、資格取得支援プログラムやキャリアサポートが充実している大学が高く評価されていることも明らかになりました。多くの高校生が、大学進学後の具体的なキャリアパスを見据え、資格取得を通じて将来の職業選択の幅を広げることを期待しています。この結果から、大学は学生のニーズに応えるため、資格取得支援やキャリアサポートの充実を図ることが重要であるとされています。
・全国社長の出身大学ランキング、1位は13年連続
https://resemom.jp/article/2024/05/13/77127.html
[記事の概要]
全国の社長の出身大学ランキングにおいて、1位は13年連続で慶應義塾大学が占めました。このランキングは、東京商工リサーチが全国の企業データを基に集計したもので、慶應義塾大学は経済・経営分野での強力なネットワークと教育内容が評価されています。続いて、2位に早稲田大学、3位に日本大学がランクインしました。このランキングは、大学のブランド力や卒業生の活躍を示す指標として注目されています。また、上位には国立大学や地方の有力大学も名を連ねており、地域社会での影響力が強いことも示されています。
その他
・◆関西大学が全国最大規模の父母の会!「父母の一日大学」を開催◆19日に教育後援会総会&学部別教育懇談会~わが子の母校はわが母校!大学と家庭の心をつなぐ~
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53350.html
[記事の概要]
関西大学は、2024年5月19日に全国最大規模の「父母の一日大学」を開催しました。このイベントでは、教育後援会総会と学部別教育懇談会が行われ、父母と大学の連携を深めることを目的としています。総会では、大学の最新情報や教育方針についての説明があり、父母からの質問や意見交換も行われました。また、学部別教育懇談会では、各学部の教育内容や学生生活について詳しい説明があり、父母が直接教員と話し合う機会が提供されました。この取り組みは、「わが子の母校はわが母校」という理念のもと、家庭と大学が協力して学生の成長を支える環境を作ることを目指しています。
・◆「新社会人歓迎会@東京」に関西大学卒業生が集結!◆増える東京就職。"たこ焼き"でつなぐ関西の絆!
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53334.html
[記事の概要]
関西大学は、卒業生が集結する「新社会人歓迎会@東京」が開催しました。このイベントは、東京で就職した新社会人を歓迎するために企画され、関西大学の卒業生ネットワークを強化する目的があります。参加者たちは、たこ焼きを囲みながら交流を深め、関西出身者同士の絆を確認しました。東京での就職者が増加する中、このようなイベントは、地元の文化や人間関係を維持し、新しい環境でのサポートを提供する場として重要となっています。関西大学は、卒業生のネットワークを活用し、地域を超えても強いつながりを保ち続けることを目指しています。
・鹿児島大学、地元就職の学生に海外研修や資格取得を支援
https://univ-journal.jp/244594/
[記事の概要]
鹿児島大学は、地元就職を希望する学生を対象に、海外研修や資格取得を支援する新しいプログラムを開始します。このプログラムは、学生が国際的な視野を広げるとともに、地元での就職活動に有利な資格を取得する機会を提供します。具体的には、海外の企業や教育機関との提携により、実践的な研修や専門的なスキルを習得するプログラムが含まれています。また、地元企業との連携を強化し、学生が地域に根ざしたキャリアを築くためのサポートも行います。
・【大学受験2024】早大、スマートグラスでSNS流出の不正行為
https://resemom.jp/article/2024/05/17/77199.html
[記事の概要]
早稲田大学は、2024年度の大学受験において、スマートグラスを使用したSNSへの試験問題流出という不正行為が発覚しました。この事態を受け、大学側は直ちに対応を行い、関係者への事情聴取を実施しています。早稲田大学は、このような不正行為に対して厳正な対応を取ることを表明し、再発防止策として試験会場でのデバイス使用禁止や監視体制の強化を進めています。また、受験生や保護者に対して、公正な試験環境を維持するための協力を呼びかけました。
大学職員に就職・転職したい人が確認しておきたい大学ニュース(2024年4月29日・5月6日の週版)
大学職員に就職・転職したい人が確認しておきたい大学ニュース(2024年月22日の週版)
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